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  3. 日経MJ(2025年5月19日付)の紙面1面の特集記事「S.RIDE 最強の4番手、30代の利用頻度GOの6倍~「1番つかまる配車」、23区・ビジネス客で優位~」に、新添上級研究員の取材コメントが掲載されました。
お知らせ

<記事のポイント>

配車アプリS.RIDEが黒字化を達成したことに伴う特集記事です。
地域ごとに利用できる配車アプリは異なりますが、首都圏では代表的なアプリの1つであるソニー系列のS.RIDE。
人口密度の高い首都圏、かつ、若年~中年のビジネスユーザーにターゲット層を絞ったことで黒字化に漕ぎつけました。

一方、記事の中では、今後の事業の広がりは?という課題の観点でコメントさせて頂きました。
首都圏に絞った場合でも、例えば、 訪日外国人(インバウンド) の取り込みという点では、S.RIDE出遅れが認められます。

大きな荷物を持った彼らの空港~市街地・ホテルのあいだの移動は、タクシー移動のニーズの高いユースケースです。また、あらかじめ乗車地点・降車地点を指定し、支払いもアプリ上でキャッシュレスで済ませられる・・・この配車アプリのスキームは、その後の観光や買い物の外出の際、日本語を使えないインバウンドの移動手段確保に大きなメリットがあります。

しかし、彼らが母国で使うアプリには、Uber(米国発で世界的に普及、日本でも利用可能)、DIDI(中国版を日本でも利用可能)があります。多くのインバウンドは、日本滞在期間中のためだけにS.RIDEをインストールするという手間を避けたがるでしょう。
また、日本への来訪者が多いエリアを見ると、東南アジアでの生活必需品と言われるスーパーアプリ(含む配車サービス)「Grab」と「Gojek」、韓国の配車アプリ「カカオ」は、日本ではライバルの「GO」が提携済みです。

首都圏を軸足に、S.RIDEの次の一手が注目されます。
~以上~

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